阪神が背水の陣となった巨人3連戦の初戦を落とし、今季73試合目で自力優勝の可能性が消滅した。序盤から先手を取る展開も中盤以降に投手陣が踏ん張れなかった。起死回生を狙った矢野燿大監督(51)の采配も不発に終わり、東京ドームでは開幕7連敗。巨人のマジック点灯を許し、15年ぶりのリーグ制覇は遠のいた。

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▼阪神は16日の巨人戦に敗れると、今季このカードの勝ち越しがなくなる。阪神が巨人にシーズン勝ち越しを収めたのは、07年の14勝9敗1分けが最後。12年連続シーズン勝ち越しがなく、12年から8年連続負け越しを継続中だ。