日本学生野球協会と明治神宮は9日、11月20日から神宮で開催予定だった明治神宮野球大会を中止すると発表した。12日から苫小牧・とましんスタジアムで予定されていた北海道6大学、札幌6大学両優勝チームによる大学の部代表決定戦も中止となり、代替として12日に同会場で北海道大学王座決定戦を行う。

札幌6大学優勝の星槎道都大・二宮至監督(66)は「4年生にはかわいそうだが、従わざるを得ない」。今秋のドラフト候補、河村説人投手(4年=白樺学園)は「突然で気持ちの整理がつかないが、誰が悪いわけでもない。切り替えて最後の試合まで全力でやり切る」と胸中を吐露した。

北海道6大学優勝の苫小牧駒大は来春から北洋大と校名変更するため、現校名では最後の全国舞台を失った。大滝敏之監督(66)は「駒沢の名を背負い臨む最後の大会がなくなったことは残念。王座決定戦という舞台で、しっかり戦えるようにしたい」と話した。