阪神ドラフト1位の西純矢投手(19)が自己最長となる6回2/3を1失点と好投し、チーム単独トップの4勝目を挙げた。

ウエスタン・リーグ広島戦(鳴尾浜)に先発。「今日はあんまり調子が良くなかった」と、従来の直球中心の投球から、変化球で緩急をつけた投球に切り替えた。失点は6回に林にソロを浴びたのみ。3回以外は毎回走者を出しながらも要所を締めた。

ドラフト2位の井上はすでに1軍デビューを果たした。西純も1軍昇格の可能性について平田2軍監督は「それは1軍が決めること」と話したが、2軍の試合開始は午後0時半。1軍の首脳陣がチェックしている可能性は十分にある。同監督は「段階は上がっていっている。(1軍の)マニュアルでイニング関係なく100球前後ってことで経験させている。あえて社会人とかに投げさせないで、公式戦にあてている」と育成方針を明かし、今季中の1軍昇格の可能性もゼロではない。

西純は7回2死で中神に四球を与えたところで102球に到達。2番手石井にマウンドを譲った。「投げたイニングは投げ切りたい。そこは反省点」。未来のエース候補が1軍マウンドでベールを脱ぐ日は近い。【只松憲】