阪神主将の糸原健斗内野手が執念の同点適時打を放った。

0-1の5回1死三塁で代打出場。2ストライクから、スアレスの151キロ直球に詰まりながらも左前に運んだ。「とにかく追いつきたい場面だった。追い込まれましたが、食らいつくことができて良かったです」。新型コロナウイルス感染から回復し、14日に復帰。「野球で返すしかないと思う。しっかり結果を出せるように、チームに貢献できるように頑張りたい」と意気込む主将が、9月15日以来の打点で存在感を見せた。矢野監督は「健斗が(代打で)いるというのも、こっちとしても思いきった作戦ができる」とたたえた。