巨人は20日、東京・大手町の球団事務所でスカウト会議を開き、従来通り即戦力野手を1位指名する方針を固めた。

名前は公表しなかったが、最有力候補に近大・佐藤輝明内野手(4年=仁川学院)が挙がっているとみられ、大塚淳弘球団副代表は「(方針は)変わらないです。監督も来て確認しました。10年に1人の逸材ですから。変更はないです」と話した。

会議には原辰徳監督、元木大介ヘッドコーチ、宮本和知投手チーフコーチも参加。重複した場合のクジ引き役は原監督に決まった。抽選に外れた場合は即戦力投手を1位指名する予定。

全体では約80人リストアップし、6人程度を指名予定。育成選手は約10人の指名を予定している。

佐藤は18日の関大戦で関西学生リーグ通算14号を放ち、OBの二岡智宏(現巨人3軍監督)がマークしたリーグ本塁打記録を更新したアマ球界屈指のスラッガー。すでに明言したオリックスを含め、西武、阪神など複数球団が1位指名を検討している。