オリックス山本由伸投手が7回を5安打2失点、10奪三振の力投で「投手2冠」に前進した。

延長10回ドローで9勝目は逃したが、防御率2・20、奪三振数149で引き続きリーグ断トツを保った。6回2死一、三塁で浅村に許した2点二塁打には「点を取ってもらった後、抑えないといけない場面。(守備が交錯し)ちょっと不運にはなりましたけど…。先頭もしっかり抑えたかったかなと思います」と振り返った。

楽天則本昴とのエース対決で投手戦を展開。6回にモヤが先制9号ソロを放った際には、ベンチ前のキャッチボールを中断し、グラブをたたいて喜んだ。9回に女房役の伏見が山本の黒星を消す同点6号ソロ。「あの1発で引き分けでいけたのはありがたい。負けが消えたので。頼りになるなと」。躍動する22歳右腕に、次回こそ勝ち星を贈りたい。【真柴健】

▽オリックス伏見(9回に同点6号ソロ)「(山本)由伸に負けが付いてしまうところだったので、なんとか消すことができてよかったです!」