球界最年長の阪神福留孝介外野手(43)が事実上の戦力外通告を受けたことが20日、球界関係者の話で明らかになった。

この日までに球団の来季戦力構想から外れたとみられる。プロ22年目を迎えた今季は出場機会が激減する中で本来の打棒を発揮できずにいる。現役続行に強い意欲を示しているとみられ、今後は他球団移籍の道を模索する可能性が高い。

◆福留孝介(ふくどめ・こうすけ)1977年(昭52)4月26日、鹿児島県生まれ。PL学園2年でセンバツ4強、3年夏8強。日本生命を経て、98年ドラフト1位で中日入団。02、06年首位打者。07年海外FA権を行使して4年契約でカブス入り。11年インディアンス、12年ホワイトソックス、ヤンキース(マイナー)移籍。13年に国内復帰し阪神入団。16年6月に日米通算2000安打。06年MVP、ベストナイン4度、最高出塁率3度、ゴールデングラブ賞5度。96年アトランタ五輪、04年アテネ五輪、06、09年WBC出場。182センチ、92キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸1億3000万円。