巨人坂本勇人内野手が、9月23日の広島戦以来21試合ぶりの先制17号ソロを放ったが、逆転負けで優勝マジック7のまま足踏みとなった。

ヤクルト石川の120キロシンカーを左翼席に運んだ1本が今季100安打目となり、球団では王貞治、長嶋茂雄の2人しか成し得ていない13年連続の大台に到達。9回にも中前打を放ち、2000安打まで残り15本とした。現役時代、12年連続100安打の原監督は「見事ですね。続けていってほしいね。積み重ねだから。技術だけではなく、心技体」と評した。

それでも2試合連続1点どまりで、引き分けを挟んで3連敗。「なかなか攻撃がね。今日は少し動きましたけど、動いても動かなくても、ちょっとつながりが悪いね」と言った。5回無死二、三塁では大城がスクイズを空振りして追加点を奪えず、指揮官は「何とか当ててもらいたいところはあるよね」。優勝マジックは8日からの1週間(6試合)で「6」減だったのが直近1週間の5試合は「2」減とペースダウン。最短優勝は25日となった。「全員が粘り強く戦ってますよ」と切り替えた。

巨人元木ヘッドコーチ(5回の大城のスクイズ失敗に)「チームで動いてるんだから1発で。あんまり出ない作戦だけどパッと反応しないと」