ポストシーズンの戦いを見据える井口ロッテが、痛すぎる主砲離脱に見舞われた。

1点を追う7回無死一、三塁で打者マーティンが遊ゴロに。併殺を避けようと必死に左足を伸ばして一塁を踏んだ際、足首を痛めた。顔をゆがめて倒れ込むと、自力では歩けない様子で清田に背負われてベンチ裏へ。そのまま負傷交代し、立川市内の病院へ向かった。

井口監督は今後の出場について「厳しいでしょうね。明日以降、無理だと思う」と出場登録抹消を覚悟。ソフトバンクの優勝マジックが点灯した一方で、3位西武に2夜連続のサヨナラ負けを食らい、4ゲーム差に迫られた。

CS切符はペナントレース残り16試合で決する。チーム最多25本塁打と攻守に尽力してきたマーティンの穴は大きい。直近3試合で4点と得点力不足が目立ち、井口監督は「(中村)奨吾は内容は良くなってきたけど(井上)晴哉が内容もあまり良くない。その辺も含めて入れ替えしないと」と打線再構築を迫られた。