中日の大野雄大投手(32)が連続イニング無失点の球団記録を64年ぶりに更新した。36回連続無失点で先発したDeNA戦は5回2死も無失点でクリア。56年に大矢根博臣が記録した40回1/3を超えた。試合は初回の1点を最後まで守り抜き、今季6度目の完封で自身5年ぶりの2ケタ10勝目。連続無失点は45回まで伸びた。

▼大野雄が今季6度目の完封で9月15日広島戦の2回から45イニング連続無失点。45イニング以上無失点を続けたのは11年ダルビッシュ(日本ハム=46回)以来で、大野雄の45回はプロ野球12位となり、中日では56年大矢根の40回1/3を抜く球団新記録。左腕では64回1/3のプロ野球記録をつくった58年金田(国鉄)に次いで2位の記録だ。また、シーズン6完封以上は18年に8完封した菅野(巨人)以来で、中日では87年小松6完封以来になる。大野雄は14日阪神戦も完封しており、2試合連続完封が今季3度目。シーズンに連続完封を3度もやったのは71年江夏(阪神=2試合連続3度)以来、49年ぶりの快挙。