楽天からドラフト2位指名を受けた法大・高田孝一投手(4年=平塚学園)が29日、神奈川・川崎市内の同大野球部合宿所で後関スカウト部長、部坂スカウトから指名あいさつを受けた。

「今日の指名あいさつをいただいて、プロになるんだなという意識は芽生えましたし、しっかりとその名に恥じないような行動をしたいと思います」とプロ野球選手への道が開けたことへの実感をかみしめた。

最速156キロの直球が持ち味の右腕。担当の部坂スカウトからは「則本(昂)のようなタイプ」と期待をかけられ「同じと言っていただけるのはすごくうれしいです。それに恥じないように、ついていけるように頑張ります」と喜んだ。

幼少期から岸、則本昂の投球動画を参考に直球の質を高めた。「(則本昂は)強い真っすぐや変化球も多彩で、投球フォームも躍動感があると思います。僕もどちらかというと勢いで押すというピッチャーなので、実際に同じチームになれるので、いろいろと吸収していきたいです」と胸を躍らせた。

法大では先発、救援ともに経験。「自分の持ち味はストレートだと思っていますし、先発やリリーフであったりいろいろな場面を投げられることが僕の長所だと思っています。1年目は開幕1軍、1軍で1年間チームに貢献できるように頑張りたいですし、将来的には『高田が上がれば大丈夫だ』と球団やファンの皆さまに信頼をしていただけるようなピッチャーになりたいと思います」と力を込めた。