DeNAドラフト1位の明大・入江大生投手(4年=作新学院)が29日、東京・府中市の同大練習場で、吉田孝司顧問兼球団代表補佐(74)らから指名あいさつを受けた。栃木県出身の最速153キロ右腕は、力強く意気込みを示すとともに、あらためて強い郷土愛をアピールした。

指名あいさつを受けた即戦力右腕は、DeNAの帽子をかぶり、実感をこめて話した。「あらためてプロ野球選手になるんだという自覚と責任が強く芽生えてきました」。チームには1学年上の伊勢や、キャプテン佐野ら明大出身の先輩が活躍しているが「その活躍を超えていけるくらいの結果を出したい。(1年目は)大きく10勝を見据えています」と堂々と話した。

26日のドラフト会議での指名直後の会見でも語ったように、この日も出身地栃木の話題に及んだ。

入江 栃木県の魅力度ランキングが最下位ということで、それを底上げしていきたいです。活躍次第では、観光大使も目指していきたいです。

もちろん、本拠となる横浜について「華やかな場所だと思います」と魅力を感じているが、地元への愛は根強い。期待の大型右腕が1年目から結果を残し、横浜にも栃木にも、その名をとどろかせる。