オリックス山岡泰輔投手(25)が、9回128球の粘投で、今季初完投を飾った。

「(9回は2死一、二塁のピンチを迎えたが)こういう試合で勝たないといけないって、ずっと、何年も思っていたので、ちょっと成長したかなと思います。来年につながるようなピッチングになったかなと思います」

今季はケガに苦しんだ。開幕直後の6月26日ロッテ戦(ZOZOマリン)で3球を投じて緊急降板。左脇腹を痛めて離脱した。今でも本来の投球フォームには戻っておらず「やっぱり真っすぐがある程度戻らないと、コース(狙い)になって球数も多くなっちゃう。そこを今日うまく(伏見)寅威さんがいろんなボールを使ってくれて、バラバラにしてくれたので、そこが良かったのかなと思います」と感謝した。

中嶋監督代行は「(9回は)『行きたい』ということだったので。球数的に止めてもよかったですけど。まあ、行きたいでしょうね(笑い)。あんまり次のことを考えずに。シーズン最初だったら行ってないでしょうけど」と意地を見せたエースの投球を褒めた。