阪神が15安打13得点の大勝で、前日30日の引き分けを挟み今季最長の6連勝とした。矢野監督との一問一答は次の通り。

--投打がかみ合った

もう、陽川だね。2本のホームランでリズムというか勢いがね。大きかったと思います。

--成長した部分は

成長というか、ある程度、これくらいやれるものはあると思うんだけど、どうしても(試合に)出たり出なかったりっていうのでね。そういう難しさは陽川自身もあるだろうし、そういうところにも経験は生きてきている。腐らずにやってくれるんで、そのあたりは何かこう、特別何かを変えたとか、そんなことはないと思う。

--(ドラフト1位の)佐藤らも加入する中、来季に向けてアピールになっているのでは

それはもう、そうなってるし。ファーストもサードもできるのも、こっちとしてはすごく、そういう選手がいてくれるのは助かる。ホームランは陽川の魅力。危機感を持ってやってくれてると思うんで。残りの試合も、どのポジションにいっても、陽川らしく打席に入ったら、フルスイングしっかりしてくれたら。

--秋山は10勝目で自信

何年ぶりになるのかな。3年ぶり。ここで勝ちが付かなくて次となると余分な力が入ったり、余分な気持ちが出てきそうな気もするけど、すんなりいけたというのは大きかったと思う。もちろん打線の援護は大きかったんだけどね。逆に点差が開くと難しいところもあるから。そういうところは、いつも関係なくというか、自分らしくというか。そういう投球をしてくれてね。アキ(秋山)は2桁勝ってくれたんでね。先発の強みというか、そういうところに入ってきてくれる。9勝と10勝では全然違うんでね。

--無四球だったり、粘れるのも持ち味

もちろん、もちろん。すごいビックリするような速い球があるとか、そういうピッチャーじゃない。それは秋山自身も心得ていると思うし。それで四球を出していたらピッチング的には苦しくなる。速い球で抑える人もいれば、アキみたいなピッチングで抑えるというのも投手としては必要なところ。そういうところを示してくれているというところでは、こういうタイプのピッチャーがいれば参考になる。

--展開次第かと思うが能見、藤川が投げた

中継ぎで投げていない投手も(1軍に)上げても投げる機会がなかったし、そういうところでは点差があったというのもなくはないけど。能見もね、投げる姿を横浜でしか見られない人もいるし、球児も。見たいという人も能見、球児に関してはいる。それに応えられたというか、打線がそうしてくれた。

--6連勝

土俵際とか、瀬戸際とか、今年はずっとそのようなところが自分の中で多かったのがここまでなんだけど、去年の後半も最後なんとか(6連勝)できたというのは、すごくうまくチームがいっているかと言われると難しいところなんだけど、その中でもこうやって粘れたり、後半こうやって連勝できるのは、自信にしたいなと思います。