ヤクルトは巨人に敗れ、2引き分けを挟んで4連敗。10月を5勝17敗、4分けで終えた。月間勝率は2割2分7厘と、開幕した6月以降でワーストとなった。

打線のつながりが、11月への好材料となる。1-5で迎えた6回、先頭の宮本、エスコバーと連打で1点を返し、さらに1死三塁、中村の犠飛で計2点を奪った。

7回には四球と敵失につけ込んでチャンスを作り、無死二、三塁から山田哲の内野ゴロの間に1点を挙げた。

高津臣吾監督は「いつも同じようなことになってしまうが、そこで(チャンスで)1本出るかどうかというところだと思う。ただ、バントをやったり、犠飛が打てたりというところもあったので、そこは引き続きやっていけるようにしていきたい」ととらえていた。

4番村上が本塁打、打点の2部門でリーグトップを狙える位置につけている一方で、10月の月間チーム打率は2割2分1厘と苦しんだ。最下位も決定したが、ルーキーの長岡、武岡の起用など将来を見据えた戦いとなっている。来季につながる11月、残り8試合だ。