DeNAドラフト4位の履正社・小深田大地内野手(17)が5日、大阪・豊中市内の同校で吉田孝司顧問兼代表補佐(74)、安部建輝スカウト(34)らから指名あいさつを受けた。

2年夏に三塁手として全国制覇を経験した左のスラッガーに対し、吉田顧問は「打撃力がある。広角に打てる技術も持っている。DeNAのクリーンアップ、首位打者を狙えるような打者になってほしい」。安部スカウトも「今年は守備力も向上してきている」とプロでも強打の三塁手として期待する。

ベイスターズの帽子をかぶった小深田は「佐野(恵太)選手のような広角に打てる打者になりたいと思っているので、いろいろと話を聞かせていただければ」と話した。

2年夏の甲子園では打席で大きく胸を張り、打席に入っていたが、今年6月の新型コロナウイルスでの活動自粛明けからは、左手で投手方向に向かって一度パンチをするような動きを取り入れた。

「右利きなので、左打者だとフルスイングした時に右肩が上がる傾向があるので、しっかり奥の手(左手)でボールを打てるように、つかまえにいくという意識でやっています」

この説明に続けて「これからも試行錯誤していきながらですが、準備なので」とこれからも続けていく考えを明かした。

高校での愛称は「コブ」。1軍で活躍すれば打席に入る前の「コブパンチ」で人気も出そうだ。

小深田が「DeNAの応援歌が好きなので」と、話すと吉田顧問は「早く自分の個人応援歌をつくってもらわないと」と笑った。