今季限りで現役を引退する岩隈久志投手(39)の引退セレモニーが、ヤクルト戦の試合後に行われた。

原監督、コーチ、チームメート、ヤクルト高津監督、コーチ、選手もベンチ前で整列。マウンド前に立ち、声を震わせながら、自らの思いを語った。

「本日はこのような引退セレモニーを開いてくださった、読売ジャイアンツの関係者のみなさま、そして、ヤクルトスワローズのみなさま、球場に足を運んでくださったファンのみなさまに心より感謝を申し上げます。本日をもちまして、21年間のプロ野球生活に幕を閉じます。21年間、素晴らしいチームメートに恵まれ、最高の野球人生を送ることができ、感謝の思いでいっぱいです。ファンのみなさまの温かいご声援に何度もパワーをいただきました。本当にありがとうございました。そして、いつもそばでサポートしていただいた家族にも、たくさんの困難を乗り越えることができ、支えてもらったことに感謝しています。この2年間、ジャイアンツで1軍復帰することはできませんでしたが、最後にこのジャイアンツのユニホームを着て、この日を迎えられたことに幸せを感じています。これからも野球を通じて、誰かを幸せにできる存在でありたいと思います。21年間、本当にありがとうございました」

あいさつ後には、ヤクルト青木、嶋、巨人菅野、子どもから花束を贈られた。グラウンドを1周し、マウンド付近で引退記念Tシャツを着用したチームメートと記念撮影した。