パ・リーグの全日程が9日、終了した。各部門のタイトルが確定し、リーグ優勝を果たしたソフトバンクの選手が野手2部門、投手5部門で、計7冠を獲得した。タイトル獲得者のコメントは以下の通り。

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首位打者=オリックス吉田正(初)「昨年はこの部門で2位だったので、リスペクトする選手たちと高いレベルで争った初めてのタイトルを素直にうれしく思います。ミスショットをせずに1球で仕留めることが、高い率を残す要因にもなった。チームは(最下位で)残念な結果。来年はさらなる高みを目指して、より一層チームの勝利に貢献するバッティングができるように頑張ります」

本塁打王=楽天浅村(初)「ホームランバッターが多いパ・リーグで、このタイトルを取ることができて自分でもびっくりしています。ホームラン王は一番縁がないタイトルだと思っていたので、自分のことをほめてあげたいですね。今シーズンは優勝できなかったので、来年も全試合出場を目標に、とにかく得点圏でしっかり打点を挙げて、チームの勝利に貢献したいです。そのなかで価値のあるホームランを打てるように頑張ります」

打点王=日本ハム中田(3)「声が出せない中で大きな拍手をもらったり、そのおかげというか、それで最後まで頑張れたといっても過言ではないくらい、ファンのみなさんの力は自分にとって大きかった」

最多安打=ソフトバンク柳田(初) 初めてなのでうれしい。最後までしっかり試合に出られたので、そのご褒美かなと思います。優勝できたし、チームに貢献できたかな、と思う。うれしさが最高級のうれしさです」

最高出塁率=日本ハム近藤(2)「去年に比べたら打撃の調子は全然良かった。四球より打って塁に出ようという気持ちを常に持ってやれたのが、打率も出塁率も上がっている要因なのかなと思う」

盗塁王=ソフトバンク周東(初)「きりよく終われた。49と50では全然違う。なんとしても決めたかった。走れば何かが起きると思って、行きました。一生懸命やってきて良かったです。(支配下になって)実質2年目で取れるとは思っていなかった。うれしいです」

最優秀防御率・最多勝利・最多奪三振=ソフトバンク千賀(初・初・2)「防御率のタイトルはほしいな、と思ったがこういうシーズンだったし、本当に実感がないです。何がダメか考えながらやった1年間だった」

最多勝利・勝率第1位=ソフトバンク石川(初・初)「(タイトルは)結果的に転がり込んできたようなものですが、素直にうれしい」

最多勝利=楽天涌井(4)「楽天でも最多勝を取れたこと、1年間ローテーションを守れたことは素直にうれしいですし、改めて自信になりました。今年はストレートが戻ってきましたし、投げ方もある程度いい状態を維持できたことが、開幕8連勝につながったと思います。来年も1年通してローテーションを守り、チームの優勝に貢献できるように頑張ります」

最多奪三振=オリックス山本(初)「このタイトルを獲得できたことはとても光栄ですし、本当にうれしく思っています。チームが最下位という悔しい成績に終わってしまったので、来年はチームの勝ちにつながるピッチングを1試合1試合積み重ねていきたいです」

最多セーブ=西武増田(初)「とてもうれしく思います。そしてこの賞は、周りの皆さんのおかげでとることができた賞です。使っていただいた監督、コーチ、そしてつないでくれた先発投手、中継ぎ投手の皆さん、そしてスタッフの皆さんのおかげです。ライオンズファンの皆さんの温かい拍手は本当に後押しになりましたし、(マウンドに行くまで)とても勇気づけられました」

最優秀中継ぎ=ソフトバンク・モイネロ(初)「結果的にタイトルを取ることができたのは、すごくうれしく思っています。それを目標にしている人がいる中で、今年は自分が取ることができてすごくうれしい」