西武森越祐人内野手(32)が13日、自身3度目の戦力外通告を受けた。

森越は10年ドラフト4位で中日入りし、4シーズンプレー。14年オフに戦力外となり、合同トライアウトを経て阪神入りが決まった。阪神には中日時代を超える5年間所属。19年限りで退団となっていたが、2度目のトライアウトに挑戦し、4打席3打数2安打1四球。1軍では1度もなかった本塁打もマークし、西武入りが決まった。入団会見では「何でも屋」に名乗り出ていたが、今季は1度も1軍昇格がないままシーズンを終えていた。

森越は「チームが変わるたびにリセットする気持ちでやってきました。移籍してきて、キャンプはA班に呼んでいただき、1日1日頑張ろうと、持ち前の守備もアピールする気持ちでやってきました。渡辺ゼネラルマネジャーには、1軍に上がれない中でも『腐らずに一生懸命やってくれている』と声をかけていただき、その言葉がとてもうれしかったです。若い後輩たちが(自分のプレーを)見ていると思ってやってきました。今季は2軍でしたが、結果的に無失策で終われたことは良かったと思います。ライオンズはすごく明るく、1人1人の個性も強いと感じるチームでした。そして試合になれば、目の前の1球に集中し、相手を倒しに行くんだ、という雰囲気を感じました。今後については今は考えていません。次も『挑戦する』ということには変わりありませんが、ライオンズでの生活は終わってしまいますので、ファンの方には『今までありがとうございました』と伝えたいです」とコメントした。