阪神先発浜地は2回に7番増田陸に2点適時三塁打を浴びて先制を許した。4回には自身の一塁悪送球や右翼井上の失策、遊撃小幡や中堅島田の拙守も絡んで3失点。5回6安打5失点で降板した。打線は巨人先発横川から4投手リレーの前に5安打と沈黙し、得点は暴投による1点のみ。その中でも、8番捕手で先発の長坂が横川から二塁打、三塁打。中川から左前打と3打数3安打で存在感を示した。

平田勝男2軍監督の一問一答は以下の通り。

-先発の浜地

平田2軍監督 課題のクイックもできてない。ピッチャーは打たれてもいいから、そういう課題についてミスを怖がらずにやれと。来年1軍キャンプに呼ばれたら、お前らできてないぞと言われるぞと言っているのに。やっぱり抑えたいという気持ちが強くなるんやろな。もうスチールされてヒット、そのパターンやん。1軍ならもっと走ってくるよ。その辺を克服するために、勝って優勝するために来てるんじゃないんだから。1人ずつ面談した意味がないよ。特にピッチャー。(2番手の)望月は変化球の精度はまだまだ上げなきゃいけない。来年1軍で、自分の引き出しを増やす、課題を克服するということで来ているので。もう1回それを締め直す。

-野手のミスが目立った

平田2軍監督 巨人との差がハッキリ出ているよ。歴然の差を見せられているゲーム。向こうは亀井や外国人が出てるけど、バッティングなんか違うでしょ。昨日の日ハムも。上から来たやつ(小幡、熊谷、島田、植田)が誰も打たん。島田(の守備)みたいに状況判断も。(小幡)竜平ももう1回、ここでやり直しじゃないけど、ちゃんと実力を付けさせるためにやってるんだから。それはもう承知の上。打ってんの長坂の3本だけだよ。昨日1軍から来て、今日から合流した選手たちはまだまだ実力を付ける。1軍の選手じゃない。今年はたまたまそういうことで矢野監督がチャンスくれた。課題はもっともっとあるから、力を付けるというだけの話。

-長坂が3安打

平田2軍監督 このフェニックスずっといい。面談の時も長打力を付けたい、もっと確実性を付けたいと。そういう課題や1軍へ行ってホームランも打って、1軍で何が足りないかというのをね。守りはスローイングもできるので。そういう結果を出してるから。11月のキャンプがないから、来年のキャンプへある程度これで。(来季1軍打撃コーチの)北川が見てるし。誰と誰を連れて行きましょうとかボーダーラインとなった時に。そういうことも含めてだから。今はヒット打ててませんけど内容が良いとか、今はこういうことやってるというのも。高山でもバッターボックスを離れて立ったり、いろんなね。そういう選手たちは来年のためにどうしようかということで取り組んでるんでね。そこは結果より、内容。右中間の最後の当たりも内容。いろんな段階の選手たちがいるんでね。

-2軍内野守備走塁コーチに就任する田中氏への期待は

平田2軍監督 遠藤や今度入ってくる三菱の中野、この辺をしっかり鍛えて。1軍に競争相手として。また小幡とかも担当スカウトだしね。秀太は俺が守備コーチで鍛えてたから。守備の大事さや基本の大事さをファームでしっかりたたき込むということは分かってるので。電話でもちょっと話したけど、そういうところでは久保田も若いし。この辺をしっかりとオレが育てていかなあかん。選手と一緒で

▽阪神浜地(巨人戦に先発し5回6安打5失点) (リーグ開幕前の監督面談で)先発をやりたいと伝えた。今日は全体的に課題がたくさん出た。この期間で修正していきたい。