DeNAは、今季国内フリーエージェント(FA)権を取得した梶谷隆幸外野手(32)と井納翔一投手(34)に対し、権利を行使しての宣言残留を認めた上で、慰留へ全力を注ぐ。三原球団代表が試合後「彼らが頑張った結果、勝ち取ったもの。宣言残留は球団として認めていきたいと思っています」と明言した。

14年目の梶谷は、自己最高の打率3割2分3厘をマーク。「自分の人生の岐路だと思うので、これからじっくり考えたいと思います」。チーム先発陣最年長の井納は、17試合で6勝7敗、防御率3・94。「シーズンが終わったばかりなので、これからゆっくり考えたいです」とし、ともに熟慮の姿勢を示した。行使となれば複数球団による争奪戦も予想される。経験豊富な2人の力は不可欠。誠意を持って残留を目指していく構えだ。