オリックスは18日、育成ドラフト4位の京都国際・釣寿生(つり・じゅい)捕手(18)と神戸市内で仮契約を結んだ。

支度金300万円、年俸240万円、背番号014。憧れはソフトバンク甲斐拓也捕手だ。「捕ってからの速さ、送球のコントロールは、動画を見て見習っていきたい」。二塁送球1・9秒の強肩で高校通算25本塁打を誇る。パワーが売り物で「吉田正尚選手にフルスイングを教えていただきたい」と初々しかった。

珍しい姓だが、戦前の38年から40年まで阪神で釣常雄が投手で2勝を挙げた。親戚関係ではないというが同じ兵庫・姫路で「家の近所の人と聞きました。僕の家の周りでは珍しくない」と明かした。球界では元阪神掛布雅之氏や巨人丸佳浩ら珍しい姓の選手が活躍。釣も「誰よりも早く(支配下選手)登録されるように頑張ります。一番年下。育成だからこそグイグイいかないといけない」と気合十分だった。(金額は推定)