巨人原辰徳監督(62)が27日、東京・大手町の読売新聞東京本社を訪れ、山口寿一オーナー(63)に今季の報告を行った。ソフトバンクとの日本シリーズには4連敗したものの、リーグ戦は67勝45敗8分けで2連覇を達成した。オーナーとの会談後、報道陣に対応した原監督の主な一問一答は以下の通り。

 

-報告の内容は

原監督 こういう未曽有のコロナ禍の中でね、ジャイアンツを含め、プロ野球が日程を全て消化したということについて労をねぎらっていただいた。連覇した部分はもちろん喜びという形で出ましたけれども、最後に非常に悔しい思いをしたのはオーナーも同じ気持ちで、何とかこれを来季のばね、活力として頑張っていく、頑張っていけという話をしていただきました。

-来季の戦力について

原監督 毎年チームというのは変わっていくもの。チーム編成の中でどういうメンバーを決めるかはこれからであり、キャンプが始まって開幕まで。このスタイルは変わらないですね。もう1度、組み立て直すというところです。

-菅野が今オフの大リーグ移籍に向け、ポスティングシステムを申請する可能性がある

原監督 どういうふうになるのかは想像の部分で、私が強くああだこうだは言えないでしょうね。ただし、監督としては彼が来季もジャイアンツのユニホームを着てくれる、戦うということは望んでいる、ということだけは言えます。

-来季への意気込み

原監督 来シーズンをああだこうだというのはまだ早いとは思うんですけれども、2021年度、どういうメンバーで、どういう戦いをするのかというのはしっかりと、開幕までに徐々に固めていきたいと思います。

-三井不動産が読売新聞グループ本社とともに東京ドームを買収する方針を固めた

原監督 私もニュースでちょっと見させていただいて、オーナーから話もあった。やっぱり後楽園、東京ドームというのは我々にとってかけがえのない場所。そういう中で読売グループがお金を出してくれて、自分たちのものに近づくという部分においては、ありがたいの一言ですね。望んでいるという部分においては、ジャイアンツの選手もふくめ、OBの方も喜んでいらっしゃると思います。