中日山井大介投手(42)が4日、ナゴヤ球場で契約交渉を行い、減額制限を超える40%ダウンの2790万円でサインした。交渉の席上、球団側に「もう少しドラゴンズに愛情のあるチーム作りをして欲しい」と申し入れたことを明かした。

球界最年長投手として臨んだ今季はリリーフ登板6試合で勝敗はなく、防御率9・00に終わった。自身については「悔しいシーズンで終わってしまった。この成績で契約をしていただけることに感謝したい」と振り返ったが、チーム最年長のベテランとして球団一丸の運営改革を訴えた。

「ここ数年、限度額を超えることが当たり前になったりしている。頑張った選手には上げて欲しい。そして優勝するには1軍と2軍もひとつにならないといけない」と加藤球団代表に伝えたという。「野球がしたい」と現役続行を希望した右腕はチーム愛も背に「最後になるかもしれない」という覚悟の20年目、43歳シーズンに挑む。(金額は推定)