海外フリーエージェント(FA)権を持つ日本ハム宮西尚生投手(35)が4日、札幌市内の球団事務所で記者会見を行い、権利を行使せずに残留することを表明した。出来高払いを含む2年総額6億円で球団と合意。来季はセットアッパーとして栗山英樹監督(59)を5年ぶりの日本一監督にすることと、元中日の岩瀬仁紀氏(46)が持つ2つの日本記録更新もあらためて誓った。(金額は推定)

以下は、宮西の主な一問一答

-来季へ向けて

宮西 今年はファンのみなさんにはつまらないシーズンを過ごさせてしまった。来年の今ごろはみんなで喜び合えるようにしていきたい。

-ここまでのオフは、どう過ごしてきたか

宮西 ありがたいことに11月はずっと休んでいました。12月に入ってから始動して今は筋肉痛。近い距離のキャッチボールは行っていますけど、本格的な投球はキャンプに入ってからでも十分間に合うかなと思う。

-日本一奪回へ後輩に成長してほしい部分は

宮西 守備です。僕が若い時は、金子さんや(田中)賢介さん。内野からの“強い視線”で成長することもありました。そういう選手が今、内野手にいない。野手が守備に自信を持つと試合中に「頑張れ」とか優しい声かけをしていたのがゲキに変わる可能性もある。しっかり放らんか、と。ここ最近はないので、そう言えるくらい自信を持って守っている野手がいれば、ピッチャーも成長すると思う。