阪神は5日、来季のスローガンが「挑・超・頂-挑む 超える 頂へ-」に決定したと発表した。

この日は「ファン感謝デー2020」がオンラインで開催され、開会セレモニーで矢野燿大監督(51)が発表。3つの「ちょう」について、指揮官は意図を説明した。

「挑」

僕たちに今一番必要なことといえば、挑戦すること、チャレンジすること。シーズンの最後にもお話しさせてもらいましたけど、僕たちは日々の結果にとらわれてしまいます。でも、エラーしても1歩前に出る、打たれてもバッターに向かっていく、そういうことが一番チームに必要なことだと感じています。挑戦する先に、成長があると考えています。挑戦を続けることで僕たちは新しい場所に行けると考え、まずは挑戦すること、「挑」むを最初に持ってきました。

「超」

「超」は超越する、自分の壁を超える、ライバルに勝つ、いろんなことが含まれますけども、僕は普段から選手たちに比べるのは昨日の自分と話しています。ライバルがヒットを打てば、活躍すればモチベーションが下がったり、落ち込んでしまったり、動けなくなる自分がいると思う。そういう自分でいるよりも、昨日の自分よりも前に進めた、そういうことのほうが大事。この超越するというのは常に自分を超えていく自分でい続けたいということも含めて「超」というのを2つ目に入れさせていただきました。

「頂」

僕が監督をさせていただき、3位→2位そして来季はもちろん目指すところはてっぺん、「頂」しかありません。チーム全体として頂点を意識し、選手、スタッフ、チーム全体で頂点に行ったときに、どんな景色があるのか、どんな気持ちになれるのか、そういうものを1年間強く持ち、常にトップに立つことを意識して戦うシーズンにしていきます。

<矢野監督の過去のスローガン>

19年(就任1年目) 「ぶち破れ!オレがヤル」

20年(就任2年目) 「It’s 勝笑 Time! オレがヤル」