楽天藤田一也内野手(38)が7日、仙台市内の球団事務所で契約交渉に臨み、600万円減の3000万円で更改した。(金額は推定)

16年目の今季は55試合に出場し打率2割、4打点。スタメン出場はなかったが、代打、守備固めとして貴重な役割を担った。「ベテランらしく選手へのアドバイスを評価してもらいました」。ただ自身の成績には納得がいっていない。「自分がチームに貢献というのは選手にアドバイスというのはまだコーチではないので、試合に出て貢献したい。来シーズンはしっかり試合に出て、若い選手に負けないように、またその中でいい手本になれれば」と力を込めた。

渡辺直、久保が今季限りで引退し、来季からチーム最年長選手となる。「若い選手に負けないようにやらないとこの先もなくなってくる。1年1年が勝負の年になってきた。あと何年現役ができるか分からない。若い選手と一緒に日本一を味わいたいなと。若い選手からの刺激ももらって、来シーズンに臨みたいと思います」と来季へ意気込んだ。

今オフは小深田、黒川のルーキー2人からの要望を受け、自主トレをともにする。「(声をかけられ)正直うれしい。若い選手は初めての自主トレだと思うので、どこまで後押しできるか分からないですけど、今までやってきた経験、技術を何か1つでもいいものして帰ってもらえればいい。自主トレからお手本になれれば」と話した。