楽天森原康平投手(28)が7日、仙台市内の球団事務所で契約交渉に臨み、1000万円減の3500万円で更改した。(金額は推定)

4年目の今季は先発転向した松井の後釜として守護神として開幕。6月24日日本ハム戦でプロ初セーブを挙げるなど開幕から9試合連続無失点と好投。だが7月22日オリックス戦で6失点し初黒星。同月29日に登録を抹消された。8月中旬に再昇格を果たしたが、右太もも裏を痛め、同月27日に再度抹消された。17試合に登板し、1勝2敗4セーブ2ホールド、防御率7・56を記録した。

球団からは「やってもらわないと困るから頑張ってほしい」と言葉をかけられたと話し「言い訳なしで仕事ができなかった。本当に悔しい1年でした」と唇をかんだ。

抑えで体感した苦い経験も今後の糧とする。「厳しい世界ですし、自分の代わりなんかいくらでも出てくると思う。次々と若い選手が出てくるこの世界でやっていくには危機感を感じましたし、このままじゃなくて、自分はもっともっと成長できると思う。もうひとつ自分に厳しく普段の私生活、トレーニングからしっかり追い込んでやっていきたいと思います」。

今季先発に回った松井が来季は守護神へ戻る予定。「(松井)裕樹はやっぱり奪三振の数字を見てもすごいですし、本当にレベルとしてめちゃくちゃ上にいる投手だと思う。裕樹がクローザーだったらしっかりとつなげるように。チームから必要というところにいくことがまず最初にやること。そこに向けてやっていきたいです」と意気込んだ。