内外野も守る日本ハム郡拓也捕手(22)が、同門の先輩から1軍定着へのヒントを探る。7日、札幌市内の球団事務所で40万円増の年俸550万円で契約更改した。会見では今オフの自主トレについて「ちょっといろいろ考えていて、拳士さんとも、いろいろ話をしています」と出身の帝京の先輩で、国内の離島で自主トレを行う予定の杉谷拳士内野手(29)との合同自主トレプランを明かした。

今季は1軍で自己最多の9試合に出場した。10月9日オリックス戦(札幌ドーム)では2番左翼でスタメン出場。1軍では初めて捕手以外のポジションで出場した。プロ野球は試合に出てナンボの世界で「出場機会を増やすなら、今やっている外野だったり内野だったり、と僕は考えています」。あくまで捕手としてレギュラーを目指すベースは変わらないが、2年前から内外野の守備にも挑戦。2軍戦では三塁や左翼などを守ることも増えた。

そこで、同じくユーティリティープレーヤーとして1軍に定着する先輩杉谷に、合同自主トレを願い出た。「拳士さんは『オレが教えることはない』とは言っていたんですけど(爆笑)。まあ、拳士さんもユーティリティーというか、外野もできますし、内野もできますし。いろいろ聞くことはできると思うので、いろいろ教わろうかなと思っています」。

少ない出場機会でも確実に結果を残せる「勝負強さ」も課題の1つに挙げている。先輩杉谷にもアドバイスをもらえそうだが…「勝負強いんですかね、拳士さんは…。分からないんですけど、勝負強さを教わります!」と意気込んでいた。(金額は推定)