阪神大山悠輔内野手(25)が10日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、5300万円増の年俸1億円でサインした。今季は4番としてけん引。打率2割8分8厘、28本塁打、85打点と打撃3部門全てでキャリアハイで、巨人岡本と本塁打王も争った。新主将となる来季は4番の自覚をさらに高め、16年ぶりのリーグ優勝に導く。(金額は推定)

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大山の交渉に同席した谷本球団副社長兼本部長は、タイトル奪取を期待した。前年の交渉では「4番三塁」の死守を命じており、「去年約束した通り、自分の力で奪い返してくれた。そこを評価したというのはあります」。広い甲子園を本拠地にして本塁打王を争った点には「広いグラウンドで不利な状況で、しんどかったと思う。その中でも最後まで粘って、いい争いをしてくれた。来季に期待したいということも伝えました」と語った。