DeNAは12日、FA宣言していた井納翔一投手(34)の退団を発表した。また、井納は同日、巨人に入団の意思を伝えていた。

井納は「球団には26歳という年齢でドラフト会議にて指名、そしてルーキー時から1軍のマウンドで投げさせて頂いたことに感謝しています。今まで携わっていただいた監督、コーチ、チームメートのおかげで、FAの権利を取得できたと思っています。ファンの皆さまからは試合でふがいない投球をしても、『次の登板は頼むよ!』と、温かい言葉をかけてもらい、とても励みになりました。思い出はチームとして初めてクライマックスシリーズへ進出した際、初戦を任された東京ドームでのファンの皆さまの歓声は忘れることはできません。本当に濃い8年間でした。ありがとうございました」とコメントした。

井納は6日にヤクルト、巨人と交渉していた。その後、断食に入り、DeNAとヤクルトに巨人移籍の意思を伝えていた。

プロ8年目の今季は17試合に先発し、6勝7敗、防御率3・94の成績を残した。2年目の14年に2桁の11勝(9敗)を挙げた。その後も主に先発としてチームを支えてきた。「宇宙人」とも称される、独特の言動とキャラクターでファンに愛された。

井納の今季推定年俸は6100万円で、球団ではCランクとみられる。このため人的、金銭ともに補償はない。

◆井納翔一(いのう・しょういち)1986年(昭61)5月1日、東京都生まれ。木更津総合(千葉)では2年夏にチームは甲子園出場もベンチ外。上武大に進学し、関甲新学生リーグでは4年春秋に最優秀防御率を獲得。NTT東日本を経て、12年ドラフト3位でDeNA入団。1年目の13年から先発ローテ入りし、14年には11勝をマーク。16年は開幕投手を務めた。188センチ、94キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸6100万円。既婚。