中日京田陽太内野手(26)が15日、来春キャンプから使用する新スパイクを披露した。

京田は今季8盗塁。入団以来、3年連続で2ケタ盗塁を記録した快足遊撃手にとって悔いの残るシーズンだった。8年ぶりのAクラスを決めたチームにとって、来季V奪回には得点力アップが課題だ。今季はリーグ最下位の429得点。リーグ5位の33盗塁を増やせば、得点力向上につながる。京田自身の盗塁数アップへの新兵器が、ナゴヤ球場で披露したスパイクだ。

選んだのは荒木雅博内野守備走塁コーチが現役時代に使用したモデル。現役を引退した18年に同コーチに「用具を1つ譲って下さい」と話し入手した。部屋に飾っていた球団史上最多378個の盗塁を生み出した軽量で6本歯の特注モデルだ。現在使用するスパイクより2本歯が少なく、より軽量になったレジェンドモデルを採用した。

京田の走力への期待は高い。来季の目標に新人の17年にマークした自己最多23を上回る「33盗塁以上」を見据える。春季キャンプで履きならして、足のスペシャリストとしてチームをけん引する。【伊東大介】