大きな期待を背負う道産子右腕に、破格のプランが浮上した。日本ハムのドラフト1位、苫小牧駒大・伊藤大海投手(23)に、マグロ1本の贈呈があるかもしれない。

どでかい太っ腹な計画をぶち上げたのは、札幌市中央区に店を構える「大漁舟盛り居酒屋 大海(おおうみ)物語」の代表で、店主を務める出嶋智志さん(41)。その店名の通り「大海」が入っているというつながりから、今回の計画に至った。

「(店と)同じ名前で、縁を感じている。将来の北海道のスターとして楽しみにしています。新人王を獲得したあかつきにね」と、マグロ丸ごと1本のプレゼントを約束。50キロを超える本マグロ、価格は時期によって変動こそあるが、100万円相当の大物を贈る腹を決め、大盤振る舞いすることを約束した。「ぜひとも新人王をとって、目指すところはダルビッシュ、大谷選手のような日本ハムの名のある投手を超えていく大物になることを期待しています」と話した。

道内のマグロの主な漁場は、「大間のマグロ」で有名な津軽海峡に接している渡島半島の函館市戸井や松前町などが有名。伊藤の地元鹿部町と同じ渡島管内で、故郷に近い海域から水揚げされたマグロが新人王獲得時の“副賞”となるか。出嶋さんは「北海道民として応援しています」と活躍を願い、贈呈の時を心待ちにしている。【山崎純一】