巨人の「MATSUBARA」が、NO・「1」の2番打者になる。松原聖弥外野手(25)が15日、都内の球団事務所で契約更改を行い、年俸2200万円でサインした。今季の600万円から約3・6倍、16年育成5位で入団した1年目の240万円からは約10倍。背番号も「59」から松本哲也2軍野手総合コーチが背負った「31」になるなど飛躍を遂げた。「納得はいったけど、まだまだできる部分が見つかった。満足せず来年以降も頑張っていきたい」と前を見据えた。

“1回戦”から勝ち上がって、ここまできた。7月の1軍初出場から快進撃を続け、86試合で打率2割6分3厘、3本塁打。2番ではチームトップの59試合でスタメンに名を連ねた。

今季は巨人の2番として出場試合数NO・1に輝いたが来季は甘くない。FAで同じ左打者の梶谷が加入。原監督は1、2番を梶谷と坂本の「カジ・サカコンビ」に任せる構想を口にしている。他にも吉川らが候補に名を連ねる。2番死守は簡単ではないが「それで落ちていくようじゃレギュラーになれない。追いつき追い越せで頑張っていく」と力を込めた。

兄も「M-1王者」を目指して奮闘中だ。兄侑潔がコンビを組むお笑いコンビ「ロングアイランド」は「M-1グランプリ2020」で2回戦敗退した。来年は2人そろって勝負の年になる。松原は「打率3割、30盗塁、出塁率アップを追い求めていきたい」と目標に掲げた。3つの“持ちネタ”を武器に、再び「M-1」の称号を奪いにいく。【小早川宗一郎】(金額は推定)