ソフトバンク千賀滉大投手(27)が開幕投手に返り咲く。16日に都内で甲斐とともに「プロ野球最優秀バッテリー賞」の授賞式に出席。今季は投手3冠を獲得するなど圧倒的な成績だったが、開幕に不在だったことが心残り。例年よりオフが短く調整が難しい中でも、2年ぶり大役をつかみに行く意気込みだ。

チームも3年ぶりリーグV、4年連続日本一を勝ち取り、完ぺきに思えるシーズンだが、千賀には心残りがあった。「最初からいなかった。『よーいどん』からチームの流れ、雰囲気を読めないというのは入りにくさもあった。最初から最後まで1年間ケガせずに、というところの大切さをあらためて感じた」。今季はキャンプ中に右前腕部を痛めた影響などで調整が遅れ、開幕メンバーに入ることができなかった。18、19年と続けていた開幕投手の座も東浜に譲った。

戦列復帰は開幕から約半月遅れの7月7日楽天戦。エースと呼ばれる立場にいながら、フル稼働できなかった悔しさが残った。「しっかり戦っていくための第1歩。準備していきたい」と、2年ぶり開幕投手に間に合わせることがこのオフの“最低目標”だ。

11月末まで日本シリーズを戦い、例年より短いオフの難しさも感じている。「例年だったら1カ月の余裕があるけど、そこがない。肩、肘を休ませたいというところもありますけど、もう12月半ばなので。どう戦っていけばいいのか。難しいですよね」。経験のない手探りの調整になるが、エースの意地で「3・26」に合わせる。【山本大地】