阪神原口文仁捕手(28)が17日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改に臨み、年俸2800万円の現状維持でサインした。「来季に向けて気持ちも前を向いていますし、切り替えてやっていきたいという思いでサインしました」と、力を込めた。

11年目の今季は48試合に出場し、打率2割7分8厘、3本塁打、19打点。スタメン出場は12試合にとどまったが、代打では30打数9安打で打率3割、1本塁打、9打点と持ち前の勝負強さを発揮した。

「(シーズン)前半が少し自分の中で苦しんだ部分があったので、前半の数字というのはチームになかなか貢献できなかったという思いが強いです。後半はある程度、出た場面で結果を残すことができた。そういったものを来季は、前半からどんどん飛ばして結果を出していきたいなと思っています」とシーズンを振り返った。

来季へは出場試合数へのこだわりを示した。16年の107試合が自己最高で、ここ2年は43、48試合と悔しい思いをしている。来季は100試合出場をまずは目標に掲げ、「まだまだ試合出場が少ない。ゲームに出るために自分に今、何が足りないとかもっとこうしたいというのを明確に持っている。そこをこのオフでしっかり突き詰めて、キャンプに入っていければいいものが出ると自分でも思っているので。しっかり練習したいと思います」と、意気込んだ。(金額は推定)