最多勝を獲得した楽天涌井秀章投手(34)が表彰式でビデオ出演した。

ロッテから移籍1年目の今季は開幕から8連勝をマーク。1度も先発ローテーションを外れることなく、20試合に登板し11勝4敗、防御率3・60を記録し、5年ぶり4度目、プロ野球史上初の3球団での最多勝を獲得した。

ビデオでメッセージを送り「素直にうれしいです。ストレートの質がここ2、3年の中で一番良くて、投げていて楽しかったです。すごく野球に集中できたことが、そういう結果につながったかなと思います」と喜びを口にした。

移籍1年目からチームの柱として活躍。「16年目にして初めて観客がいない中で投げたんですけど、すごく特殊な1年というかファンあってのプロ野球だなとつくづく感じました。どこでやってもやることは1つしかないので。自分の仕事を今年は全うできたかなと思います」と特殊な1年となった今季を振り返った。

石井GM兼任新監督での新体制となる来季へ向け、いっそうの活躍に期待は高まる。「今年1年は残念なシーズンになってしまったので、来年は優勝して、また最多勝、他にもいろんなタイトルがとれたらいいなと思います」と意気込んだ。