日本ハム金子弌大投手(37)が17日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、年俸1億8000万円から減額制限(年俸1億円以上は40%)を大幅に超える約80%減となる年俸3500万円プラス出来高払いでサインした。

日本ハムの契約更改一覧はこちら―>

今季は本人の希望でもある中継ぎとして主に登板し、34試合で1勝3敗、防御率5・11に終わった。「個人的にも全く結果を残せなかった。(球団から)本当にコロナ禍でどうなるか分からないシーズンで、よく頑張ってくれたと言ってもらえたんですけど、そう言ってもらえるのが本当に申し訳ないと思う。個人的には本当に納得していないですし、悔しいシーズンでした。頑張ってくれたとは言われたんですけど、そんなことを言ってほしくないといったら言葉が変ですけど、そんな感じです」と話した。

来季は再び先発として臨みたい旨を球団に伝えた。「僕は今年、球団に中継ぎとしてやりたいという自分の思いを伝えて、やらせていただいたんですけど、それで結果が出ず…。言ったからには結果を残したかったんですけど、それが結果として表れず本当に申し訳なかった。やっぱり1年間、中継ぎを経験して、しっかり考えた時に自分がチームにとって一番、勝ちに貢献できるのは本当に中継ぎなのか。(自分が)やりたい中継ぎで結果が一番出るのかなと考えた時に、今年の結果を見て、そうだと言えない自分がいる。来年はもう1度、先発投手としてやらせてくださいと球団に伝えました」。先発希望を球団からも了承された14年沢村賞右腕は、心新たに来季の巻き返しへスタートを切ることになった。(金額は推定)