パ・リーグの最多本塁打者賞楽天浅村栄斗内野手(30)がオリックス山本との対戦を待ちわびた。

移籍2年目の今季は5年連続の全試合出場を達成。32本塁打を放ち、自身初のホームラン王に輝いた。

表彰式にビデオでメッセージを送り「まさか自分がこの賞に携われると思っていなかったので、率直にうれしいです」と喜んだ。

コロナ禍で開幕延期から始まったシーズン。「なかなか調整がうまくできない中、6月19日にスタートして、自分の中でもうまくいかないシーズンになりましたけど、タイトルを一つとれたので、自分の中ではすごく思い出に残るシーズンになりました」と振り返った。

来季対戦したい投手にはオリックスの山本を挙げた。今季12打席対戦し11打数3安打、打率2割7分3厘、1本塁打、5打点。「やっぱり誰が見てもパリーグで1、2を争う投手。改めてすごいなと思った。来年対戦できたらなと思います」と見据えた。

石井GM兼任新監督の新体制で迎える来季へ「監督もかわり新しい楽天になると思います。その中で自分もそのチームの勝利に貢献できるような一打を来年も打っていきたいと思いますし、その中でまた東北の皆さんに優勝をお見せすることを僕自身も楽しみにしているので、また来年新しい気持ちで優勝目指して、ファンのみなさんと一緒に戦っていきたいと思います」と意気込んだ。