来季40歳の不惑のシーズンを迎えるソフトバンク和田毅投手(39)が、2年契約を勝ち取った。この日の契約交渉で1億円から50%増の年俸1億5000万円プラス出来高の2年契約でサインした。

「これから2年は戦力として計算していると球団から言われた。うれしいし励みになる」。今季は16試合に登板し8勝1敗、防御率2・94の好成績。登板間隔を空けながらも先発ローテを守ったベテラン左腕に最大級といえる評価だった。

来年2月で40歳になる。「40歳まで第一線で、というのが大きな目標だった。複数年契約と言えども1年1年が勝負。甘んじることなく頑張っていきたい」。「松坂世代」の来季現役は西武松坂と2人だけになったが、まだまだグラブを置くつもりはない。来季目標は先発ローテを開幕から守り抜くこと。「(引退を)自分も考える時が来るが、1球1球全力で、完全燃焼できるように頑張りたい」と、力強く締めくくった。(金額は推定)