ソフトバンク石川柊太投手(29)が、福岡市内の球団事務所で契約交渉に臨み3200万円増の年俸8000万円プラス出来高払いでサインした。日程調整がつかず越年交渉となったが大幅増で新シーズンを迎えた。

右肘痛などの故障で0勝に終わった一昨年から完全復活。昨季は11勝3敗、防御率2・42。最多勝と最高勝率の2冠に加え、ハイテンポの投球でスピードアップ賞も手にした。「充実したシーズンだったけど、後半は三振が減ったり苦しい投球もあった。規定投球回数を投げるのが目標」と意気込んだ。

年明け早々、勇気づけられた。母校・創価大が箱根駅伝で往路V。復路で失速、完全Vはならず「すばらしい戦いを見せてもらった。一喜一憂してはいけないと思った。スポーツ選手として大きく学ばせてもらったし、勇気をもらった」と、後輩たちの奮闘とともに勝負の厳しさも改めて感じ取った。身上とするテンポ良い投球で、今季も白星を積み重ねていくつもりだ。

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