ロッテ荻野貴司外野手がZOZOマリンで自主トレを行い、ダッシュとキャッチボール、ノック、打撃練習で汗を流した。国内フリーエージェント(FA)権を行使せず、新たに2年契約を結んで12年目に臨む。「100%で走れる体をつくり、疲労をためない状態でキャンプに入りたい」と意気込む。

藤原、和田ら外野手争いも、1番打者候補も若手が台頭してきた。「チームにとっていい悩み。競争しながら戦力を全体的に上げていけたら」と、ひと回り下世代との競争を歓迎。「(和田に)スピードではちょっと負けるかもしれないけど、その他でしっかりカバーできるように勉強したい」と相乗効果を期待する。

昨季は右太ももを痛めて出場53試合にとどまった。年末年始の1週間は、過去の手術で筋力が低下している右膝のケアに充てた。「膝をカバーできるよう周りの筋肉を鍛えている。ケガをせずにパフォーマンスを上げていけるように準備していく」とうなずいた。