中日のドラフト1位、高橋宏斗投手(18=中京大中京)がプロデュースしたドリンク、スイーツのバンテリンドームでの販売計画が進んでいることが12日、分かった。19年根尾、20年石川昂に続いて3年連続ドラ1新人のメニューが企画された(石川昂はコロナ禍の影響で商品化実現できず)。18歳右腕への期待の大きさが証明された。

自ら認める甘党の高橋宏が提供するのは、白ブドウをメインにしたドリンクと、焼きプリンのようなスペイン発祥のスイーツ「カタラーナ」。白ブドウのドリンクには、本人がこだわったバニラのソフトクリームをのせるトッピングが検討されている。カタラーナにはキャラメルソースをかけたベリー系フルーツをトッピング。「1個アクセントを加えたかった」と、154キロの直球と変化球を織り交ぜるかのように、プロデュースメニューでも、大物感を醸し出した。

メニュー企画に立ち会った高橋宏も「(企画を言われたときは)すごくびっくりした。そういったところで、自分のものができるのはありがたいことです。(ファンに喜んでもらえることに)貢献できたらなと思う」と笑顔を見せた。新型コロナウイルス感染拡大の影響でキャンプ地やナゴヤ球場、バンテリンドームでのファンとの接触が制限される中、エース候補生が、ファンサービスでも存在感を発揮する。プレーだけでなく、スイーツやドリンクでも人気者を目指す。【伊東大介】