開幕ローテーション入りに向けて、まだまだ伸ばす。ヤクルトのドラフト1位、木沢尚文投手(22=慶大)ら、新人選手たちが29日、埼玉・戸田球場での新人合同自主トレを打ち上げた。

最終日はノックやランニングなどで調整。木沢は「いろいろ知識が深まった1カ月だったなと思います」と振り返った。

キャンプへの準備期間としていた合同自主トレ。体の可動域や動かしやすさを意味するモビリティを課題に挙げていた。体の柔らかさはもちろんのこと、トレーナーから皮膚が硬いと筋肉が伸ばしにくいということを学んだ。「今までは皮膚に関してはなかなかアプローチしていなかった」と目からうろこの情報。「日ごろから少し引っ張る癖をつけるだけでも、伸びるようになる」とうなずいた。早速自身に取り入れ、体をつまんで柔軟性を高めていく。

30日に沖縄入りし、1軍キャンプが目前に迫ってきた。初日からのブルペン入りも「大丈夫です」とキッパリ。順調な調整ぶりをアピールした。最速154キロを誇るパワーピッチャーは、皮膚を伸ばして、投球の幅を広げていく。