沖縄・宜野座で先乗り合同自主トレに参加中の阪神藤浪晋太郎投手(26)が29日、楽天復帰が決まった田中将大投手(32)と投げ合う日を楽しみにした。

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◆阪神藤浪VS楽天田中の先発対決=13年6月16日(Kスタ宮城)に1度だけある。プロ1年目の藤浪は3回に松井と銀次の連続適時打で2点を先制され、5回も藤田のタイムリーで3失点目。先発での4回1/3降板は、この時点でプロ最短だった。一方、この年24連勝をマークする田中は、2回に3連打で無死満塁のピンチを迎えたが後続をピシャリ。8回2死満塁もマートンを遊ゴロに斬るなど、完封で9連勝を飾った。藤浪は田中について「ランナーを出してからが全然違う。無死満塁で、ワンストライク目から狙って空振りを取っている」と脱帽。プロ7年目で円熟の田中は藤浪への意識について「別になかった」と貫禄を示した。