プロ野球12球団が1日にキャンプイン。各球団の広報さんにグラウンドでは見せない選手の素顔やキャラクターを紹介してもらう新連載「広報イチオシ日誌」をスタートします。
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<巨人戸郷翔征投手>
巨人阿南徹広報(36)は「いろんな選手が浮かんだけど」としばし考え、戸郷翔征投手(20)を春季キャンプのイチオシ選手に挙げた。
昨季、高卒2年目でエース菅野に次ぐ9勝を挙げ、勝つ度に報道陣の取材を受けた。取材を隣で見守ることの多い阿南広報は「やっぱり20歳であれだけ堂々と話せる。そして話せることにもつながるけど肝っ玉が据わっているからですね」と説明した。
昨季の活躍でメディアへの露出も増え、取材の度にトーク術が上がっていったのかと思いきや違う。「昨季の最初からかなり高いレベルでしっかりしゃべれていたから、うまくなっているという感覚はないですね」とうなずいた。どんな取材でも断ることはないといい「キャンプで宮崎に来た時も、地元からいっぱい取材依頼を受けるのですが、疲れた中でも嫌な顔一つせず全部受けるなど地元愛も感じます」と自信を持って推薦した。