春季キャンプ参加中のソフトバンク城島健司球団会長付特別アドバイザー(44)が2日、10年後の未来を見据えた「柳田量産計画」をぶち上げた。宮崎・生目の杜のキャンプ地で取材対応。現役時代、ともに戦った小久保裕紀ヘッドコーチ(49)と共闘し、常勝軍団としての地位をさらに固めるプランを明かした。

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アドバイザーとして2年目の宮崎キャンプ。城島アドバイザーは1年を経て、具体的な強化プランを膨らませていた。「なぜホークスが強いのか、なぜ愛されているのか。入ってみないとわからない、その部分をより強いものにしていかないといけない」と熱っぽく語った。

球団として育成データを形として残し、未来へつないでいくシステムの構築に着手しているという。「ホークスがどういう風に強くなっていったか、10、20年後の人が、目を通して見られるような組織をつくっていこうとしている」。どんな選手をどのように指導したら成功したのか、あるいは失敗したのか。そのデータはコーチや選手自身の「記憶」に残っていても、チームが共有できる「記録」としては残っていない。

城島アドバイザーは「例えば、柳田にはこういう指導をしてうまくいった、という成功例、指導法をホークスの宝としてみんなが見られるように。逆にこういう風にして、選手が伸びなかったとか。形として残っていないのが現実。きちんとマニュアル化したい」と、イメージを説明。10年後には柳田級の選手をバンバン育成できるよう、球団としての育成データベースを充実させる考えだ。

現役時代をともに戦った、小久保ヘッドコーチの球団復帰も大きい。この日もウオーミングアップ中に話し込むなど、前日のキャンプインから積極的に意見交換している。城島アドバイザーは「ピッチャーは工藤さんが整備されて、すばらしい風通しになっている。そこがホークスの強み。野手バージョンを作っていきたい」と、現場とフロントのタッグで計画を具現化していくつもりだ。

壮大なビジョンを実現させるために。城島アドバイザーは「組織って、事を起こそうとしたらすごく労力がいる。動きだしたら、みんな納得してくれる。批判がある中で何かをやろうとする時に、文句を受ける役みたいなね」と自らが推進力になり、ホークスの未来を輝かしいものにする。【山本大地】

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