ドラフト4位の新人・赤星憲広外野手が「1番センター」のレギュラー獲得を野村監督にアピールした。安芸キャンプ第1クール最終日、チームNO・1の俊足を生かした広い守備範囲を披露した。

野村監督は「強肩ではないし普通の肩だけど、ゴロを捕るのが速い。肩が弱い分もあの足、広い守備範囲で十分補える。あの足は魅力だし使ってみたい選手。常時試合に出せば、盗塁も40ほどするだろう」と絶賛した。守備だけでなく、フリー打撃でも左打席からヒット性の打球を連発。「打撃もくせがない。長打は期待できないが、あとは試合で実戦的な打撃がどれだけできるか」と走攻守すべてに合格サインを出した。

赤星はこの年、打順は2番が多かったが、中堅の定位置をつかみ128試合に出場。打率2割9分2厘、指揮官の“予言”通り39盗塁で盗塁王、そして新人王を獲得。03、05年優勝の主力に成長していく。