侍ジャパン稲葉篤紀監督(48)がロッテ安田尚憲内野手(21)のの脱皮に注目する。

6日、沖縄・石垣島のロッテキャンプを視察。平成唯一の3冠王にして五輪2度出場の松中臨時コーチと話しながら、昨季4番の安田の打撃を見守った。「昨年あれだけ試合に出ていたが、本人の中で悔しい思いをしたシーズンだという話をしていた。今年にかける思いは非常にあると思う。松中さんが来て、新たな刺激を感じながら打撃練習を見たが、いい打球を飛ばしていた。打撃が変わりつつあると感じました」と変貌を予感した。

18年に指揮したU23W杯メンバーだったヤング侍。打率3割9分3厘、1本塁打、8打点でMVPに輝いた。同大会に出場したソフトバンク周東は今や東京五輪出場を狙える位置にいる。安田は途上にあるが、佐々木朗、藤原らとともに未来を嘱望される。「五輪もそうだけど、それ以降のことも考えたら楽しみな選手が多い」とイメージした。