「番長チルドレン」の誕生だ。DeNAのドラフト2位ルーキー牧秀悟内野手(22=中大)が7日、プロ初実戦となる紅白戦で初打席初アーチを放った。実戦では12球団のルーキー初本塁打。2回、左腕坂本の135キロ直球を捉えると、左翼ポール際へ推定飛距離120メートル弾とした。新任の三浦大輔監督(47)にとっても初実戦。走塁でも積極性を見せた大学ジャパンの4番打者が、二塁のレギュラー争いに名乗りを上げた。

<牧秀悟(まき・しゅうご)アラカルト>

◆生まれ 1998年(平10)4月21日。長野県中野市出身。

◆球歴 中野小学校で野球を始める。南宮中では若穂シニアに所属。松本第一高では甲子園出場なし。

◆大学ジャパン 中大では4番主将。東都リーグ通算5本塁打。大学日本代表でも4番に座り、日米大学野球で本塁打。

◆りんご好き 祖父はりんごなどを栽培する農家で、幼少期からよく食べて育った。

◆髪形 実家は母寿奈美さん(53)が中野市で経営する美容院「coco」。入寮前日もサイドを刈り上げてもらった。「寮から帰った時はいつも。(髪形は)お任せ」。

◆趣味 食べること。白米が大好きで、沖縄そばにもはまっている。

◆バット プロ入りで900グラムから880~890グラムに変更。長さ85センチのミドルバランス。「昔からトップバランスは合っていない。長距離をバンバン打つスタイルではない」と確実性を重視。